サヨナラ2018

 

2018/12/28(金)

 

 

今年は様々な事にチャレンジした年になった。前述した「帯」、「貝合わせ」更には仕事でなく勿論、趣味だがアコースティックギターを始めたのだ!

 

中2(14歳)の時、親にせがんで買ってもらったがアッという間に挫折したギター。いつかリベンジしようとギター自体は大切に持っており、ずっと時を探ってきたが54歳になった今年、40年の時を経て再チャレンジのタイミングがとうとう来たのだ。

始めて半年、ちょっとずつコードも押さえられるようになって楽しくなってきた。ギタリストの証、カチカチになった指先の感触を確かめてはニヤニヤしている僕。これがまさしく「中2病」(笑)。

 

 

あ、ギターのブランドですか?「ギターはモーリス。モーリスのギター!!」(当時のラジオCM)です。懐かしいでしょ!? 貼ってあるハリランのステッカーもかなりのビンテージとなって良い感じ。良い趣味を持てたと実感してますが演奏のリクエストはまだまだご勘弁を!! 

秋口にはやはりタイミングが合い、気になったデザインコンペにチャレンジしてみたところ、名古屋のクリエーターを支援する団体「クリエーターズマーケット」の新ロゴ、山口県の銘酒ご存知「獺祭」の化粧箱デザインコンペ「DASSAI DESIGGN AWARD」においてそれぞれ優秀賞をいただいた。「DASSAI DESIGGN AWARD」は大きなコンペとあって先日、立派な贈賞式もあり、賞金、賞状、トロフィーまでいただけた。

 

平成最後に少しだけ爪痕を残せただろうか。来年はいよいよ東京五輪の前年で新元号。仕事に趣味、更に充実させたいと思う。皆様、良いお年をお迎えください。  

ミック2周年

 

2018/12/1(土)

28日でミックが我が家に来て2周年。ミックは生後5ヶ月程で保護猫の譲渡会でいただいたから、その時点でもう子猫と成猫の中間という感じだった。


ミックを迎えるにあたり、猫に人気があるというガリガリサークルなる物を購入した。

すぐに気に入ってくれて入ってくれたのが左の画像。右が今のミック。ん…あまり変わってない!? いえいえ真ん中の画像を見てください。小さなガリガリサークルからはみ出して寝てるのを見かねて、Lサイズのサークルに買い換えてあげたのです。サークルの大きさの違い、わかりますか?(^^;


ミックをくださった方の最後の言葉を思い出す。「この子、食欲が凄いから大きくなるかも…。」
はい。現在、体重7.4㎏!
ダイエット頑張りますニャ!!

アルチザン

 

2018/11/20(月)

以前アップした帯の仕事ではないが、時々変化球の仕事の依頼がある。

 

もう春の事だったが、地元の方からお持ちの「貝合わせ」の修復が可能かどうか相談された。江戸時代の希少な物だが結構な数、傷みが出ていると言う。僕に修復できる物なのか見せていただいたところ、主に支持体である紙のめくれ、箔の剥がれ、絵具の剥落といった感じだった。

貝合わせは今では観賞用の美術品だが、元々は玩具。当然、経年変化もあるが実際に遊びに使用され傷んだというのも有り得るだろう。

この時代の玩具や小物に描かれる手法は僕の専門の「日本画」と何ら変わらず「膠(にかわ)」さえ使えれば僕でも修復可能と判断できた。

期間は急がないので通常の絵画制作の合間に進めていただければとおっしゃるので、お引き受けする事にした。

 

剥がれた金箔のフォローがメインだったので先ずは金の色合わせ。

皆さん金箔って1種類と思っているかもしれませんがそうではありません。

金箔はまさしく金なので純度によって色が変わってきます。よく宝飾品で言う18K、24Kみたいなやつですが金箔の場合もっと段階がある。

僕は自分の絵では、通常いちばん金箔らしい色と言われる4号色を使う事が多いが色々、取り寄せた結果、この貝合わせの金箔に近いものは何と24金!初めての使用。

 

貝合わせは玩具であったが、江戸時代、公家や大名家への嫁入り道具の中でも重要な物であったそうな。なるほど贅を凝らした物だったのか当時は24金しか無かったのか!?

興味深いところだ。

 

その他、苦心した技法の数々はあまりに専門的なので省略するとして大活躍した物を1つご紹介。その名は「練りゴム」!。皆様ご存知の通称「練り消し」でございます。

蛤の湾曲した面にうまく絵の具や箔を定着させるかというイメージをした時に思い付いた物。蛤の下に練りゴムを置き作業してみました。微妙な角度や高さも簡単に自在に変えられ、使用後は全く跡やダメージを残さない優しい素材。これは修復の専門家の方にもおすすめ(なんちゃってW)。

 

希少なお宝に手を加える作業はハードルが高かったが引き受けて良かった。練りゴムの使用が1つの良い例。修復にもアイデアとイメージが必要で職人によって如何様にもなると学んだ。全く新品の様にするのか、アンティーク品としてヴィンテージ感をどれ位残すのか等クライアントとの綿密な打ち合わせも重要だ。 時間がかかってしまったが本日ようやく28個の貝合わせを所有者に納品しご満足いただいた。

タブレットと缶バッジ

 

2018/11/12(月)

もう先月の事になってしまったが、しばしば紹介している南仏のパティシエ「ビオモモ」の橋本夫妻が新作の板チョコと缶バッジを送ってきてくださった。

 

板チョコは「いちじく&ローズマリー」「カカオ豆&クリオロ」「マンゴー&タイム」「ウコン&アーモンド」「生姜&アーモンド」。どれも初めての食感と味で驚きの旨さ。大人のチョコレート。ウイスキーやワインに合わせたい。勿論、現地でも大人気で生産が追いつかず状態らしい。

 

今年のビオモモの活躍は素晴らしいの一言。6月にはフランスの高級食材のコンクール「2018 LE MONDE DE L'EPICERIE FINE」で日本人初の金メダル受賞。最近は、あのフランスを代表する料理人アランデュカス氏が中心となって設立されたガストロノミー団体「Collège Culinaire de France」への加入が認められた。これまた生産者としては日本人初だそうな。ロゴマークをデザインした僕としても嬉しい限りだ。

 

さて、そのロゴマークで初のノベルティが完成!それがこの缶バッジ。缶バッジは僕が大好きなアイテムだけに大感激!!いつものように!?南仏⇄東京、ラインやメールで打ち合わせ。微調整したデザインで出来も上々だ。メイドインフランスですよ(涙)

来年は日本の某百貨店でビオモモが特別販売の噂も・・・。及ばずながらデザイナーとしてバッジを付けて宣伝しておきま〜す!

 

ミックも羨望の眼差し。チョコとバッジを独占するのはチッチ ( 僕が愛する縫いぐるみペンギン26歳! )。因みに板チョコはフランスではタブレットショコラ。何かシャレオツ。缶バッジは何と言うのですかね〜?教えてタイスケ&エミコ ( 橋本夫妻 )。

平成最後の9月

 

2018/10/1(月)

皆様に祝福されて54歳を無事に迎えた平成最後の9月、何か特別に色々な事がいっぱい起きて是非、記しておきたいと思う。

⭐︎自然災害・・・

     台風21号、関西が甚大な被害。

     北海道で震度7の大地震、大停電。

     台風24号、列島縦断で各地で交通麻痺等被害。

⭐︎芸能・・・

     元モーニング娘、吉澤ひとみ、飲酒運転からのひき逃げ、そして芸能界引退。

     ジャニーズ滝沢秀明が年内での芸能界引退を発表。

     安室奈美恵が引退。

     名女優-樹木希林が死去、享年75歳。     

     格闘家、山本KID死去、41歳。

⭐︎スポーツ・・・

     エンゼルス大谷翔平、肘手術決定も打者で大活躍。

     女子テニス大坂なおみ、全米オープン優勝。

     プロ野球セリーグ、広島が3連覇。

     プロ野球パリーグ、西武が10年ぶりに優勝。

     大相撲、貴乃花親方が自ら退職。貴乃花部屋、廃業。

⭐︎その他・・・

     安倍首相が連続3選。

     逃走48日目、樋田淳也容疑者を山口県で身柄確保。

ざっとこんな感じ。9月、凄くないですか!?

個人的には大谷選手、大坂選手の大活躍は当然嬉しい。でも樹木希林さんが亡くなったのがとても残念だったかな。夏に樹木さんの映画を観た。カンヌ最高賞の「万引き家族」ではなく、画家、熊谷守一の生活を描いた「モリのいる場所」だ。山崎努さん扮する変人、熊谷守一の奥さんを樹木さんらしい芝居と自前の衣装で見事に演じていた。

まぁ、映画は残る訳で亡くなってからでも観れるのだが何となく亡くなる前にこの映画を観れて良かったとしみじみ思った。ご冥福をお祈りする。

さて、僕自身の9月は仕事&休日、充実の日々!?

軽井沢は7月末にオープンしたばかりの「東急ハーヴェストクラブ軽井沢&VIALA」に宿泊。大満足!   Kさん、いつもありがとうございます!

新オープンと言えばとてつもなく開発が進む渋谷に出来た「渋谷ストリーム」も早速チェック。目新しい飲食店いっぱい。使えるかな?

27日、優勝目前のライオンズ戦へ。数年前から芽生え始めたライオンズ愛が加速!?あまりに魅力的な打線。この日も森、山川、秋山のホームランで大逆転勝ち!!

そして久々になじみの美女達と飲めた♡そして記憶を失った(笑)

万年筆

 

2018/7/29(日)

 

先日、誕生日を迎え82歳となった母。聞けば万年筆が欲しいという。

以前に万年筆はプレゼントしてあげたはずなのだが壊れて書けなくなったと言う。よほどの事がない限り壊れるのは考えられない。「それは多分、長時間使わなかったからインクが固まってしまったんだよ。」と僕。って事でメンテナンスしてあげる事になったのだが僕も長らく、義兄からいただいた万年筆を使用していない。見てみるとやはりインクが蒸発していて使用不可。良い機会なので2本共メンテナンスしてみる事にした。

 

方法は簡単だ。カートリッジを外してペン先をぬるま湯に1日浸けておくだけ。固まったインクが溶け出します。その後、水分を拭いて乾かし新しいカートリッジを入れるだけ。やはり壊れていると言っていた母のモンテグラッパ、僕のモンブランも見事に復活!

手入れも味わい深い万年筆。母上、これからはもっとお互いに字を書きましょうね!

 

それから、もう1つ母のリクエストに応えてかき氷を食べに目白の「志むら」へ。

82歳にして暑い日にかき氷を食べたいという欲求、素晴らしいです。これなら熱中症とは無関係かと思いきや、今年のゴールデンウィークには脱水症状でダウン。こないだはたまたま1泊で訪れた大阪の叔母(母の妹)宅で大地震に遭遇。大きな置き時計が頭に直撃!2針縫う怪我を負いました。春には白内障の手術もしました。色々ありましたが全て回復。強い人です。益々元気で日々を楽しんでほしいと思います。

杉野シェフ贈賞式

 

2018/7/16(月)

FBやブログで再三ご紹介してきたイデミスギノのオーナーシェフ、杉野英美さんがこの度、第9回「辻静雄食文化賞・専門技術者賞」に選ばれました!!

パティシエでは初となる受賞者。13日、八芳園で行われた貴重な贈賞式にご招待いただきました。

式の後はお店にもお招きいただきケーキをいただいちゃいました!

贈賞式直後に何たる贅沢(^o^)〜夜はお互いアロハに着替えてシェフご夫妻も大好きな江古田マイマイにてプチ祝賀会。ん?ベトナム料理だけどアロハ!?(笑)

 

数々の受賞歴に新たな1ページ。シェフ、マダムナオちゃん、心よりおめでとうございました!僕がデザインさせていただいてるパッケージ等は微力に過ぎませんが今後もお手伝いさせていただける事を誇りに思います。これからもお元気で世界一のケーキを作り続けてください。

仙厓、降臨!?

 

2018/7/15(日)

長年、絵描きをやっていると時々、変化球の依頼が舞い込んでくる。それを引き受けるか否かは内容にもよるのだが今回の依頼は面白そうだったので挑戦してみる事にした。

依頼主は着物を愛する東大教授♀。リクエストは大好きな仙厓(せんがい)の絵を帯に再現してほしいとの事。テーマは虎と龍。

勉強不足でよく知らなかったのだが、仙厓は江戸時代後期の僧侶で絵師として、とても多くの作品(禅画)を残した。自由奔放な作風は今で言うところのヘタウマ!人々のリクエストに応えて描いたモチーフは多岐に及ぶが、例えば動物でも形はいい加減で顔は人間のようだったりする。猿ならまだしもカエルの顔がほとんど人間とは!こんなハチャメチャな絵が当時大人気で現在まで愛され続けてるとはヘタウマの歴史も奥深い。

そしてご依頼の虎と龍も例外ではなく、ほとんどの虎が猫のように可愛らしく(ハワイのTシャツキャラ、ガーフィールドを思い出した)、龍もすっとんきょうな目をしていて体全体の形が想像できる物など1つもない。所謂、水墨の禅画によく見られる迫力ある虎や龍とはかけ離れた表現。確かにこんなユニークな絵柄の帯をしている着物姿の方を見てみたいと思いご依頼に乗ってしまったのだ。

 

納期は急がないからできる時に描いてくださいとの事だったが、通常の絵の仕事の合間をぬい、かつ、初めて帯に描くという難題でご依頼から半年もかかってしまった。お詫びしつつ、打ち合わせでこの間沢山描いた習作をお見せしたところ、たいへん気に入っていただき当初1本のご注文が2本になってしまった。

本番では帯の「前」「お太鼓」の位置や寸法があるので当然、単なる写しではなくアレンジが必要。そこが福本流仙厓の要であろう。そして墨の一発勝負だからといって勢いを失わぬよう仙厓和尚、僕の中に降りてきて!と願って挑んだ。

…仙厓和尚が降臨してくれたかどうかは定かじゃないが依頼主にはとても喜んでいただけてホッとした。そしてロン毛をばっさり坊主頭にして数年、ようやく坊主頭がしっくりしてきた感じがしたのは気のせいか(笑)。

仕立て上がった帯を締めた先生の着物姿が見れるのを楽しみにしたい。

メダカブリーダー!?

 

2018/7/11(水)

このたびの大雨により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

メダカブームが熱いとか。僕も御多分に漏れず数年前から楽しんでいる。普通の緋メダカ、楊貴妃、黒、白、青。今年は大雪とかもあって数が減ってしまいがっかりしていたが厳冬を乗り越えた少数の猛者達が産卵ラッシュ!ピークを迎えている。

 

生まれると赤ちゃんは親メダカに食べられてしまうので当然、卵は別の鉢へ。これが幼稚園。少し大きくなった子はやはりすぐに赤ちゃんを食べてしまうので別のバケツへ。これが小学校。小学校ではさすがに共食いはないので、ある程度成長を待って成魚の鉢デビューとなる訳である。春後半から産卵が始まり、もう親と泳いでる子もけっこう出てきた。

 

メダカの飼育が楽しいのは一緒に植物も楽しめる事。ホテイアオイは卵がくっついてるだけでなく可愛い花も咲かせてくれた。オモダカの花も素朴で可愛い。睡蓮も越冬して葉はどんどん出てくるのだが・・・花はいつ?

 

赤ちゃんはいったいどれ位いるのだろう?生まれてるというより湧き出ているという感じだ。皆うまく育って欲しいがそれはそれでどうする・・・(笑)

TAROHEY! ★ KEISUKE EXHIBITION

 

2018/4/10(火)

お知らせです。地元のベトナムレストランにてイラストレーターネームTAROHEY!として3回目となる展示をさせていただく事になりました。2回目に続き僕の教え子、静岡のイラストレーター岩端啓輔君との2人展です。前回大好評でほぼ完売となった啓輔君の「筆ペンポップアート」の未発表&新作を多数展示予定です。僕の絵はともかく、学習障害がありながらも頑張っている啓輔君の絵とECODA HẺMさんのおいしい料理を楽しみにいらしてください。

HẺMは建物自体もアート空間。爽やかな季節、晴れていればテラス席も気持ち良いと思います!

HẺMは17時までの営業ですが本店Mãimãiは22時まで営業。こちらに来ていただいてもHEMの展示にご案内できますので、時間が合わない方は是非ご利用ください。

尚、レストランでの展示ですのでご飲食をお願いいたします。絵だけの観賞、小学生未満のお子様のご入店はご遠慮いただきます。申し訳ございません。

同じくレストランでの展示ですので、僕も啓輔君もいつも居る訳にまいりません。お会いできない場合も多いとは思いますがご了承ください。

 

上海

 

2018/4/2(月)

先日、1泊2日の上海出張に行ってきました。

詳しくはまだ言えないのですが、先月、外灘(バンド)にオープンした5つ星ホテル内の日本料理店の美術装飾等のお手伝いをする事になりまして、視察を兼ねたご招待をうけたのです。それはそれは素晴らしいアールデコのホテル。

1泊でしたがとても美味しいお食事(試食も仕事です)をいただいて、ホテル付近を散歩できる時間もあったりして美しい夜景も見れました!あ、勿論、ちゃんと会議もしてきましたよ(^^;

上海も東京と全く同じ気候。花粉症じゃない僕はPM2.5もさほど気になりませんでした。